自分用にもお土産にも気軽に買える小容量ボトル
酒蔵通りの西側に建つ酒蔵
かつて3つの酒造会社があった、JR西条駅より西側の西国街道沿い。
現在は西条岡町の山陽鶴酒造が看板を掲げ、酒蔵観光に訪れる人たちを迎えています。
歓楽街にほど近い場所にありながら、しっとりと落ち着いた佇まいの母屋。通りに面した広めの格子戸からは柔らかな光が差し込みます。取締役の本永修一朗さんにお話を伺いました。
歴史の面影を残す「隠れ家」
母屋の裏に建つ黒松蔵は、江戸後期の創業時に米問屋から買い取った米蔵。増築をして酒造用の蔵に変え、1階に搾り機や貯蔵用タンク、2階に麹室などを置いて酒造りをしているそうです。
国の登録有形文化財となった現在は外観を保全。往時の面影を残しています。
「隠れ家的な雰囲気がありますよ」と本永さんが案内してくれたのは、事務所だった場所。
昔ながらの重厚な金庫や陶製の樽などに蔵の歴史を感じます。
ユニーク&小容量の商品開発
直売所でひときわ目をひくのが、六角形のボトルに入った純米酒「ぎゅっ」。
飲んだ後のボトルはハーバリウムに使えるという企画商品です。
「観光客が多いので、気軽に買ってもらえる形状にしています」と語る本永さん。
他社にない小容量の酒は、他にも用意しています。おすすめは山陽鶴の定番商品5種を180mlのボトルに詰めた「五酒セット」。
あまり酒を飲まない人も手に取りやすい、お土産としても渡しやすいサイズです。